Game History Hub(GHH)は、レトロゲームを入口として、ゲームが現在までどう進化し繋がっていったのか、実際に体験しながら学べる「ゲームの歴史体験施設」を目指すプロジェクトです。
約50年前、『スペースインベーダー』の大流行によって、全国の空き店舗や喫茶店にはインベーダーゲームを並べた「インベーダーハウス」と呼ぶ専門店や専門コーナーが数多く誕生しました。しかし、多くの人は、そのブームが終われば、消えてしまう一過性のものだと考えていました。
ところが、ブームが終わる頃には、次々と新しいゲームが登場し、インベーダーハウスはさまざまなゲームを楽しめる場所になりました。一時的なブームで終わると思われていた場所は、いくつかは「ゲームセンター」と呼ばれる施設として定着し、ゲームの発展の核となっていきました。
かつてゲームセンターは、多くの人が初めてゲームに触れ、ゲーム文化が育つ場所でした。今はゲームとの出会いの場は家庭用機やスマートフォンへ移り、ゲーマーの交流の場もオンラインへ変化しています。一方でゲームは複雑化し、初めて触れる人のゲームの入り口が判らなくなりました。
その結果、新しいゲームや人との出会いの場であったゲームセンター、そして対戦ゲームの聖地と呼ばれた京都の「a-cho」や大阪の「monte50」も閉店しました。ゲームを取り巻く環境は変化し、多くの施設ではビデオゲームに代わって、クレーンゲームやプリクラが主役となっています。
GHHでは、その時代のゲームを順番に体験し「ゲームがどのように進化し、人々に受け入れられてきたのか」を自然に感じられる展示を目指しています。同時に、多くの人がゲームと出会い、ゲーム文化が育まれた「ゲームセンター」という場所の価値も未来へ伝えていきたいと考えています。
基本的に入場料のみで自由にゲームを体験できる展示とする事で、自分のペースで多くのゲームを触り、みんなで遊び、そのデザインや歴史、文化、時代背景に触れられる環境を目指しています。
ゲームの歴史を知ることで、今遊んでいるゲームがより身近に、そしてより深く楽しめる――。
GHHが、そのきっかけとなる場所になることを願っています。